はじめに
オンラインで利用可能な Markdown エディターを公開しています。
いろんなサービスに散らばっている個人的なメモを 1 つにまとめること目的とし、もう他のサービスに乗り換えない思いを込めて作成しました。 使いにくいと感じたところなどを日々メンテナンスしています。
前回の公開時からの機能追加がある程度落ち着きましたので、機能追加した内容をまとめました。
変更内容
VSCode と同等の環境を構築する
最近のお気に入りはメモ記載先は Gist でした。 Gistを利用することで、GitHub 上でファイル管理するが簡単にできます。 また、VSCode と Gist Extension を利用することで、 エディターで保存した内容が同期されるため、非常に快適に作業できます。
これと同等の環境をオンラインで再現したかったので、 VSCode で利用しているエディターと同じ Monaco Editor を導入しました。 また、マークダウンのフォーマッタとして、VSCode で利用している Prettier を Monaco Editor に適用しました。 Prettier は Markdown のフォーマッタではないでしょうが、Markdownも思いのほかきれいにファーマットしてくれます。 マークダウンのプレビューのスタイルには GitHub と同等の css を導入しました。
ここまでで、ローカルでのエディター環境をオンラインで再現できたと思います。 (まだまだ及ばないところはありますが)
なお、モバイルでは MonacoEditor は使いにくかったので、小さいディスプレイでは通常の textarea を表示するように対応しています。
タグ機能の追加
ノートの管理手法は、フォルダー管理とタグ管理で悩みましたが、タグを採用しました。 ノートの格納先には Google ドライブを採用していますが、 Google ドライブにはタグの機能がいないので、ファイルの説明にタグ情報を付与するようにしています。
今回のサービスのポリシーというか、本サービス内のクラウド上には利用者の情報は極力保存しないようにしているので、タグ情報も Google ドライブに保管しています。そっちのほうが安心して利用できるし、別サービスへの移行も楽だと思うので。
というわけで、現在の機能説明は以下のとおりです。
機能説明
- 本サービスは Markdown 形式でメモを残すサービスです。
- 本サービスは Google にログインすることで、メモをご自身の Google ドライブにファイルとして保存します。利用者のメモを本サービスのクラウド上に保存することはありません。
- ログインしないで利用することは可能ですが、永続的にメモを保存するため、ログインすることを推奨します。
- 本サービスで Google ドライブと同期できるメモの数は 1000 までです。
- 本サービスでノートを編集すると、一定期間後に自動的に Google ドライブに同期します。
- 入力中に中途半端に保存されたり、誤って編集して上書きする可能性がありますが、Google ドライブのバージョン管理機能を利用していますので、そこからロールバックすることが可能です。
- 本サービスは PWA として作成されています。PWA としてインストールすることで、オフラインでも利用可能となります。
- オフラインで編集したメモは、次回の画面読み込み時に Google ドライブに同期します。
サービスポリシー
- 本サービスによりデータを消失しても、一切の責任を負いません。
今後の実装予定
- ダークテーマを導入します。
- なんとなくダサい、Web 感が強いのでアプリ感がでるように変更します。
- 手抜き実装で、Google ドライブからファイル一覧を取得するときに 1000 を上限にしているので、正しい実装に変更します。
- フォント変更機能を導入します。これがないと、どうしてもローカルと比べて見劣りしているので。
- タグに色を設定できるようにするかも?
- Google ドライブの API を直接叩いているが、たたけない環境もあるかもしれないので、別サーバを経由する機能を作るかも?
- 編集して一定期間放置すると Google ドライブにアップロードしていますが、将来的に API の実行回数が問題になるかもしれないので、再検討するかもしれません。